お知らせ
パーキングセンターイン飯塚(認知症の人と家族の一体的支援プログラム)開催報告(6月)
6月25日、3回目のパーキングセンターいいづかの活動でした。
私たちの地区はミーティングセンターの名称を参加者のお孫さんにネーミングしてい
ただいた、『パーキングセンターいいづか』として活躍をしています。
本日は、参加者の皆様(4名、2組のご夫婦)、が4名、専門職が7名、計11名でした。
本事業は、飯塚記念病院福岡県認知症医療センターの事業の1つ、今年度より全国で
始まった、診断後等支援事業の1つ、当事者等の交流会の開催の一環として、月1回、土曜
日か日曜日の午後に、サービス付き高齢者住宅、アップルハートリビングいいづかを拠点
にして活動を展開しています。
今日は、自己紹介をした後、当院の西園久慧先生による『病気の予防』についてという
演題で、高血圧、骨粗鬆症の予防について、資料を用いながら説明して頂き、講演の最後
には参加者全員で運動を実施しました。
その後、次回の活動についてミーティングし、後半は、本人とご家族に別れてのミーティ
ングを実施しました。
ミーティングでは、ららぽーと福岡への外出を提案したが、『ららぽーとに行って、その
後どうする?時期をずらしましょう。』といった意見があり、一旦棚上げとなりました。
ご本人のミーティングでは、『私のそばに家族がいてくれて安心する』、ご家族のミーティ
ングでは、『(認知症当事者が)自分の顔、名前を忘れていったらどうなるんだろう』といっ
たことが話題となりました。
活動後の専門職によるミーティングでも、先月同様、皆が集う場、語らう場の大切を今
日初めて参加して頂いたスタッフから話題にして頂き、この事業の継続の重要性を感じま
した。又、ミーティングでは、ご本人、ご家族が継続して参加して頂いている感謝の気持ち
を述べる一方で、逆にご家族の方々より、専門職が参加している事への感謝の気持ちを話
題にして頂き、その場が少しほっこりとした雰囲気となりました。
認知症当事者、ご家族、専門職が回を重ねるごとに距離が縮まっている印象を感じまし
た。まだまだ、グループは大きく成長、飛躍できると感じたひとときでした。
コロナ渦の中、無理せず、まずは集まること、時々立ち止まり、顔を合わせる、何かをし
なくても時間を共有することを柱として、『パーキングセンターいいづか』として、新たな出
発しています。
ご興味、ご関心があります方は、なんなりと事業担当である江頭までご連絡くださいませ。
最後になりますが、参加者の皆様を始め、関係者の方々に感謝いたします。