入院のご案内
Q&A
- 精神科の入院の種類について教えてください。
- 精神保健福祉法に基づいて、5種類の入院があります。
任意入院 当院の医師が治療のために入院が必要と診断した場合に、ご本人の同意のもとに行われます。
医療保護入院 ご本人の同意がなくても、精神保健指定医が入院の必要性ありと判断した場合に、ご家族等の同意のもとに行われます。 応急入院 ご本人またはご家族等の同意がなくても、精神保健指定医が緊急入院の必要性ありと認めたとき72時間を限度として行われる入院です。
措置入院 精神障害のために本人自身や他者を傷つけたり、そのおそれがある場合において、知事の診察命令による2人の精神保健指定医が鑑定診断の結果、入院が必要と認めたときに、知事の決定のもとに行われる入院です。 緊急措置入院 通常の措置入院の手続きがとれずにしかも緊急を要する場合、72時間に限って1人の精神保健指定医の診察の結果により、知事の決定のもとに行われる入院です。
- 入院に利用できる制度はありますか?
入院費用はどのくらいかかりますか? - 利用できる制度として、同月内に自己負担限度額を超えた場合に、その超えた分を本人の請求に基づいて数ヶ月後に払い戻しを受けることができる高額療養費の制度や、あらかじめ自己負担限度額のみの支払いでよい限度額適用認定制度などがあります。
入院費用は、所得や年齢、入院期間などによって異なります。1例ですが、70歳未満で限度額適用認定証適用で今年初めて3ヶ月間入院した場合の一般所得者の場合は、月額で最低約80,100円~です。食事代は別にかかります。
詳細は利用できる制度をご覧ください。
- 精神科に入院したときの一日の流れを教えてください。
- 病棟によって異なりますし、症状の回復度合いによっても過ごし方が違ってきます。当院の急性期病棟の典型的なある1日を例をあげますと、
●起床:7時
●朝食:7時20分
●午前:朝のつどい(ラジオ体操・グループ活動)・入浴
●昼食:11時30分
●午後:ミーティング・グループ活動・自由時間
●入浴:14時30分
●夕食:18時
●消灯:21時
となっております。
- 精神科に入院したあとの他の患者さんとの集団生活に
とても不安がある時でも、入院することは可能でしょうか? - 当院には各病棟に個室があり、洗面台とトイレを備えております。また食事もお部屋で取ることができます。
- 精神科に入院中の患者さんに出された手紙は、必ず届くのでしょうか?
- 必ず患者さまにお届けします。精神保健福祉法第36条第2項にも信書の発受の制限を行ってはならないと規定されております。中に異物があると判断した場合は、スタッフの前で開封していただいております。
- 退院はどうやって決めるのですか?
- 入院形態によって異なります。任意入院の場合、ご本人が十分に休養でき退院する意志を持つことができたときが退院となります。症状によっては医師とスタッフがご家族を交えて話し合いの場を持ち、精神保健指定医が任意入院から医療保護入院への切り替えを判断することもあります。(この際はご家族等の同意が必要です)